こうして僕は接客のために三国志を読むことになった

なぜ接客のために三国志を読むかわかりますか?

どの三国志を語るのか!?

モリタです。


先輩はこう一言付け加えました。


「どの三国志を語るのか?それを楽しみにしている。」


どの三国志を語るのか???

そう言われても僕は最初意味がわかりませんでした。

 

僕が今読んでいるのは、

横山光輝三国志のマンガです。


実は、三国志は作品によって、

・読み方が違う

・描かれていない物語がある

など、作者によって三国志に対する思い入れが違うものが存在するようです。


例をあげてもらいました。


「夏侯 惇」

かこうとん と読むようですが、

横山光輝のマンガでは、 かこうじゅん とルビが振られています。


これは、江戸時代の慣例に従い呉音読みになっているそうです。


そして、マンガでは語られなかった話についてです。

先輩が好きな話に、

諸葛亮 王朗を面罵し憤死させる」というものがあるそうです。

孔明が、言葉だけで王朗を殺してしまうエピソードですが、

これはマンガには入っていないようです。


先輩は言います。

「人が三国志を語ってきた時、どの話をしてくるのかで、

その人がどの三国志を知っているか分かる。

マンガなのか、小説なのか、中国のドラマなのか。

そして、その中の一つしか見ていない人は、

その方面の三国志しか知らないんだ。」


相手を知ることで、よりその相手に対して有利にたつことができるそうです。

それは、三国志を例に出していますが、

現実の会話の中でも、相手の情報を分析してどれだけ相手を理解出来るのか。

それが一番大事だと言います。


三国志を知っていると言う人が、本当に全ての角度から知っているのか。」

相手の話を聞きながら、どれくらい分かっているかニヤニヤして聞いているそうです。